うねり

ハンググライダーとパラグライダーで空を飛んで考えたこと

12月30,31日 丹那 H-#323

ツアー行きてぇなと思ってさ、だから行くことにしたんだよ。


それは11月末、パラで丹那を飛んだことから始まる。

丹那は3年前かな、一度訪れたことがあるエリア。その時は雲中してて飛べなかった。
念願叶って飛べて、その景色の素晴らしさに感動した。そして欲が出た。

ハングでも飛びたい…!

まぁそういうわけでツアー行きてぇと思ったんだ。

丹那はハングもパラも飛べるので、せっかくならどっちも連れて賑やかに行きたい。時期は年末年始あたりかな。

これだけの概要だけで、まずは「頼りになる人」集めを始めた。
「頼りになる人」ってのは、人の飛びを見られるとか、顔が広いとか、車に強いとか、旅行に慣れてるとか、とにかく頼りになる人のこと。(ちなみにイントラさんは全部を満たす最強の頼りになる人)
ツアーは一人じゃできないからね。助けてくれ。

幸い同期にハングとパラでそれぞれ頼りになる人がいるので声をかけた。(同期だと声かけやすいしね。)
これが12月4日ごろ。

それから時は一瞬で過ぎ、次に動いたのは12月17日。年末まで2週間切ってる。遅いね。

何をしたかというと、人集めをした。
12月頭の人集めは自分のため、ツアーそのものを成り立たせるもの。
この人集めはおすそわけ、ツアーを広げるもの。そんな感覚かしら。

「年末丹那ツアー
29夜出
30飛ぶ
31飛んでから足尾
1元日足尾から帰宅」

こんな情報で適当に声をかけた。
直前なのに意外と人が集まった。
この時点ではC/NPは連れていけるか確定はしていない。

次にやったことはC/NPがエリア的に飛べるかどうかの確認。
これはハングとパラで別々の管轄なのでそれぞれの問合せ先を知っていなきゃならない。

パラは一度飛んだので、イクスパラグライダースクールのことは知っている。NPはスクール経由で連絡してもらっていればP証の引率でも飛べるとのこと。

ハングは丹那ハンググライディングクラブが管轄しているんだけど、直接の知り合いはいない。よく分からないので先輩たちに聞いてみた。
そうしたらなんと丹那の会員の先輩が手配してくださって、Cも飛べるようになった。

参加者の規模が分かってきたので、次にやってもらったのは宿泊場所さがし。少ない人数なら地元の人に聞くのが一番だけど、10人超えてるのでどこか探さないと厳しい。
この頃で24日かな。一週間前だから探すの大変。
…でもめんど
誰かー!って言ったらやってくれた。助かる。


で、細かい調整して当日。

#323 はスターターやって連れてきた人を全員出してからテイクオフした。
平均6m/sふいてて強風で、みんな苦労してたけどなんてことはない、ただ強いだけの風だった。スッターンと軽やかにドヤGAOで出た。
渋くなるまで一時間くらい飛んで、同時進入さけるためにたき火サーマルで粘る。
それで落ち着いてアプローチに入る。
スピードつけてかっこつけて高度処理、完璧なアプローチで華麗なファイナルターン、持ち換え、あっ腰が寝てる、フレアがショボい!どたーん。。。

だッッッッさ!!!




当日中の指示はわりと考えてできたような気がする。
ただ2日目の行動を1日目の夜までに決められなかったのは反省。
それで飛ぶ可能性をグッと減らしてしまった。

2日目の途中に飛べるエリアが見つかったんだけど、いかんせん時間が遅かった。もっと早くから動いていれば飛べたかも…?


ツアー終わって、誰もけがなく、楽しんだ様子が見られたのはよかった。
ただ「自分(たち)だけで飛びを完結できる状態」にあったかというと足りなかった面もあるように思う。たとえばもしも誰かがツリーランしたら…とか。

ホームエリアを離れて飛ぶと刺激になっていいよね。
今年もまたツアー行けるといいなぁ。