10月15,16日 三の倉 米こめカップ P-#135~138
福島県の三の倉で行われた米こめカップに行ってきた。
楽しかった。
杉さん、タイさん、ナガイ、みーゆー、おれ、ばんちょー、うみの、ハイジ、カジキ、やまだ、つっきーの11人。2台でにぎやかに。ツアーはこれくらいの規模がちょうどよいね。
14日(金)
出発前に中華街プチ観光&夕食。
これにはタイさん、おれ、ばんちょ、うみの、ハイジ、やまだの6人が参加した。
熱々の小籠包を一口で食べてのどをやられる。
24時すぎに足尾に着いて少し仮眠をとった。
15日(土)
準備をして3時前に出発。
出発早々にコンビニでおでんを食べるなどしてタイムロス。
助手席に座ったけどナビもせず話もたいしてせず、うとうとしっぱなし、ほとんどタイさんに運転を任せてしまった。
5時すぎからやっと目が覚めてわずかに話をした。朝日に照らされた喜多方の町は、深い霧に包まれていてとても静かだった。はっきりと逆転層も見えた。
霧に包まれた町へ
7時に三の倉の山小屋くららに到着した。眼下には雲海が見える。晴れていたのでそのうち雲海も無くなるだろうなと思いつつ、受付開始まで仮眠をとった。
一時間ほどで起きる。駐車場には車が増え、受付も始まっているようだった。
みんなを起こして受付に向かう。
挨拶がてらイントラさんたちにNPズを紹介してまわった。
「そういうもん」だとフラミンゴたちに残ってくれればいい。
文化よ伝われ。
ランディング見学して開会式でてハイクアップのスタートを見送ってテイクオフへ。
ハイクアップ勢のエキスパート感、スター選手感は見てて楽しい。
学生大会でもこういう演出ができたら楽しいのではないか。
テイクオフ
競技は最初の一本目のみデュレーション、以降はフリーフライト。
一本目
米こめカップ2016 1日目
14分。全然だめですね。
上の動画を見たナガイが個別にアドバイスをくれた。
優しい!好き!
引用
ナ『動画みたけど体重移動とその後の翼の制御がいまいちなんじゃないかな??』
私「センタリングはこれじゃないなって感じはずっとしていた。理想のイメージがまだないんだよな~。あっ、コメントありがとう」
ナ『あの時のサーマルは強い所が小さかったから、ガガッて上がってるとこはさらに体重入れるんだけど、
その後翼が走り過ぎちゃう(=サーマル脱け出ちゃう)から、グッて内側に体重入れて上昇したら今度はブレークで翼(特に、外翼)を抑えて滑らかに回す感じかな?』
私「あのときは小さいからこそ外翼抑えない方がいいと思ってたわ。「小さく回る」の操作のイメージが間違っていたということか。
…ああそうか!そうか!外翼抑えないと抜けるな!ハングでも小さく回るならバンクかけたあとプッシュしてスピード殺してる!」
ナ『そうだね!全く一緒だね。でも外翼抑えすぎると、今度はサーマルに弾かれるからあんま抑え過ぎないでね。』
私「ほー。ピッチアップしない程度に、でも外翼が先行し過ぎないように抑えろ、そういうことですね!」
ナ『そうだね。
あと、サーマルが弱いとこは体重移動を先行させてブレークでの操作はその後にした方がいいよ。
ブレークで操作したらその代償?として体が振られて効率いいセンタリング出来ない。
動画だからよくわからないんだけど、なんかあんま体重入ってないように見えた。』
私「ほうほう。たしかにセンタリングのときはブレーク先行気味だしブレーク操作にかなり意識持ってかれてる」
2本目(ログ :
http://www.xcontest.org/world/en/flights/detail:uflyt2/15.10.2016/04:26
)
ランディングが同時進入ぽかったからショートっぽく入ろうと思ってランディングから遠いところで高度処理したら怒られた。
宿は一昔前の温泉街って感じの風情がある温泉旅館。
あっつい温泉でリラックスした。
パーティではビンゴ大会があり、チューブバックのようなものをいただいた。パラの用具は何をもらってもすごくうれしい。
実は体調がとても悪かったので19時過ぎには就寝した。
16日(日)
6時過ぎには起きた。
せっかく温泉に来ているのだからと朝風呂へ。
人も少なく、昨晩より入りやすい温度になっていてのんびりできた。きもちかった~
部屋に戻っても依然静かなまま。
30分くらいぼけ~っとしてからみんなを起こす。
8時前に宿を出て喜多方ラーメンを食べに町へ向かった。
久しぶりに食べた喜多方ラーメンをやはりうまかった。
時間ぎりぎりに受付をして二日目の競技に臨む。
競技フライト(ログ :
http://www.xcontest.org/world/en/flights/detail:uflyt2/16.10.2016/03:25
)
山際のガグルをうまく処理できなくてうまく上げられない。
のたうち回りつつずるずる高度が下がって沈。全然ダメです。
フリーフライト(ログ :
http://www.xcontest.org/world/en/flights/detail:uflyt2/16.10.2016/04:41
)
リフライトのつもりはなかったんだけど誘われたので上がって飛んだ。
テイクオフの風がサイドっぽくなって少し難度が上がったが問題なく出られた。
風向きの変化によってリフトの場所も種類も変わった。
ちょっとトップアウトできたのはよかったが中途半端な飛びだった。
操作は荒く、意思もあいまい、時間もたいして伸びずどこへも行かず・・・
昼食にとふるまわれた味ご飯と里芋の汁をいただき、下界へアイスを食べに行って戻って閉会式。
挨拶もそこそこに急いで帰還。
21時前には宿舎について諸々まとめて解散し、21時過ぎに帰路へ。23時ごろうみのハイジと中華のまぜそばを食べてさようなら。
ツアーは楽しかったが飛びは4本とも全部不完全燃焼!
うまくなりてぇー!
10月8,9,10日 足尾 ハング講習監督をして得た気づき
三連休にパラの大会があったから講習場バイトを頼まれた。
たっきもとーちかも先週先々週とバイトしてたから観念して快諾。
お客様、もとい後輩たちには悪いが天気が芳しくなかったことが幸いして、三連勤でもつらくなかった。
8日
終日雨で午前中のみバイト。
熱心にショップに来ていた講習生をシミュレータで見た。
そこで新たな気づきがあった。
ハングのテイクオフの時の修正、特に揚力が十分になくスイングラインが張っていない時の修正について。
「修正時のつま先は目指す進行方向(=ノーズ)と同じ向き。まるでサッカーのディフェンスのような横移動。」
体をねじらないためにもこの体の使い方は重要だと思う。
つま先が斜めに向くと上半身がねじれてヨーの動きが出やすくなる。つまり進行方向そのものが変わってしまう恐れがある。
動きの例えとしてサッカーのディフェンスという言葉が出てきたこともよかった。
さらに考えてみるとこの「つま先」はパラのグラハン(テイクオフ)でも使っている気がする。パラだとグラハンでスラロームをやったりするが、大きくS字を描くようにグラハンするためにあえてつま先の向きを斜めにして走り出している。
この「つま先が機体の進行方向に大きく関わっている」という考え方に気づき、伝えられたことは大きな収穫だ。
午後はPふじさんたちと卓球やバッティングセンターなど行って、T&Gして終了。
9日
午前中は雨。昼過ぎに雨は止み、逆転層の奇跡か何かで上空の強い北風は講習場に吹き込まず弱い南東風が吹いた。
そんなタイミングで急いで講習場へ行って準備。
しかし機体が組み終わるころに南東風は止み始め、北風寄りに。
それでも粘って数本見るも、16時前に山から冷たい風が吹きおろしてきたので終了。
夜はめずらしく同期と飲んだ。
10日
雨は降らないので、やっと一日中講習。
しかし本流は北風。
タイミングを計りながら一気にやったりやらなかったりした。
講習生が準備をしている間に名人からもらった昔のコンペハーネスを試した。
走りずらくて難しい。空中の感覚はまだわからないが、ツアーが続くから山飛びは当分先だろうな。。。
講習ではシミュレータを前2日間真面目にやった講習生はしっかり伸びた。素晴らしい。
どんな天気でもせっかく足尾に来たなら腐らず飛びに貪欲であってほしい。
おれはそう思っているので、実際雨の中がんばってショップに来て、雨でもできることをし続けた彼がうまくなっていくのを見るのはもはや快感である。
ハング講習を見るうえでの自分自身の課題は、テイクオフの理論がタイプ別に伝えられないということだ。
自分の理想のテイクオフ像は板さんのテイクオフで、「大股で」「できるだけ少ない歩数で」「一歩に荷重をかけて」「機体を押さえつけない」テイクオフを目指している。
(ちなみにパラでも板さんのテイクオフを目指している。「頭上安定をその場でして」「できるだけ少ない歩数で」「機体をゆらさず」テイクオフ。)
でもこれって自分と板さんの体格が似てるから目指せるのであって、一般化できるかと言えばそうでもないと思う。
小柄な人や体力のない人がハングをするならどう機体を操作すればいいのだろうか。
どこにどれだけ力を入れて、どこの力は抜いていいのか。
力の問題なのか体格の問題なのか、あるいは精神的な問題なのか。
その人にあった理想のテイクオフがどんなものか考えている。
身近なところじゃ板さんも大門さんもともにトップクラスの選手でとてつもなくうまいんだけどテイクオフの動作は全然違う。そのあたりを土曜に大門さんと15分くらい話して解説してもらって楽しかった。
やっぱ体格にあった飛ばし方ってあると思うんだよな。
前日夜の過ごし方
足尾に何しに来てるの?どこに重きを置いてるの?
飛び、交流、気分転換、仕事……いろいろある。
人それぞれいろんな目的と心情があるから、基本的には行動を否定しないし止めもしない。
(共有スペースを使っているという配慮は必要だと思う。それに宿舎の外にも人は住んでいる。苦情が来たら終わりだ。)
自分は足尾に飛びに行っている。
よりよく飛ぶために宿舎を使っている。
・飲酒するなら缶1本、多くても2本まで。
・日付が変わる頃には寝たい。
・余裕を持って一便に乗りたいので、朝は7時半には起きる。
・できるだけ自分のペースで寝たいので車中泊の方が好き。宿舎はうるさいし闇部屋は人の往来が気になる。
自分はそういう過ごし方だな。
前提として
・寝不足、空腹、薬の服用は判断力や体力に影響がある。
・足尾で二日酔いになるほど飲むのは信じられない。フライヤーとしてもドライバーとしても。
・足尾には飛びに来ている。朝から夕方まで nasa を使い切りたい。
という思いがある。
ツアーに必要な情報(ツアーリーダーの仕事)
ツアーリーダーって名前だと仰々しい感じがするね。本質は調整役。これらを一人でやる必要はない。
①そのイベント(大会)に何人参加する(しそうな)のか集計。
→締切を設けて何度か尋ねると確実。
②積載能力や MT/AT など条件に適した車の手配。
→できるだけ参加者に関係する車を。
③機体とハーネスをどこで、いくつ積むのか確認。
→ロッカーの番号とモノの特徴を共有。
④出発時間や乗降車場所の調整。
以下は参加者の経験値に応じて気にしたり紹介したりすること。(本当は参加者一人ひとりが気にするべき情報)
・ハングの場合、レインケースの有無
・エリアの情報(そこで使われている無線も調べる。デジタル or 430 or 省電力)
・当日のタイムスケジュール
・目的地までのルート
・ETC カードの有無
・ツアーの所持品(寝具の有無)
・予算(全体と個人)
・決算(全体。バン謝礼、ガソリン、高速、駐車場、宿泊、エリア費等々)
・宿の手配
・エリア管理者との連絡
・フライヤー登録の有効期限
・緊パラのリパック更新日
10月1,2日 足尾 H-#263,264 , P-#133,134
いよいよ10月ですよ。
1日
雨予報。
まったく飛ぶつもりはなく、パラハーネスの調整とハングXC証取得に向けた項目の確認のためにショップへ向かった。
ログすげえ大切。証拠ですからね。
あとは「半径15m以内の指定地ランディング【あと4回】」「傾斜地ランディング(ショップ横)【あと2回】」「60km/h以上かつ20秒以上の高速直線飛行【あと2回】」「バンク角45度で安定した同方向360度旋回3周【あと4回】」「翌端失速【あと3回】」を上手に何度かやればいい。年内取得が目標だ。
予想通り2時間ちょっとでやりたいことが全部終わる。
いつも通り律儀に9時前にはショップにいたので11時過ぎには暇になっていた。
ちょうどその辺りから雨が止み、山にかかる雲も薄くなってきていた。風も悪くなさそう。
暇だから外を見て、「飛べそうじゃね?」と見たままを素直に報告。
おーそうだなと何人かの同意の声も聞こえる。
ただみんな、自分も含めて飛ぶスイッチが入ってない。
マルちゃん弁当のから揚げ弁当をゆっくり食す。
食べ終わった。他の人の残りまで食べたので満腹だった。
そして暇になり、山を見た。
飛べそうだなぁ。
うん、飛べそうだ。
飛ぶか!項目やろうぜ!
ということで焚きつける。
板さん北のさん瑠璃のイントラも山に上がって不思議な感じ。
ハングの項目は翌端失速と高速直線飛行とショップ横ランディングをやった。
夜はわいわいする気分じゃなかったので一人で冷凍パスタを食べた。
2日。
一便で上がってささっとハングで項目埋めるぶっ飛び。
高速直線飛行(対地で100km/h出た)とショップ横。
次はパラで2本。
1本目はちょうど長いとタイさんと同じバスになったので一緒に飛ぼうと盛り上がった。
目指すは筑波、とりあえず猿公集合!そんな感じで準備した。
朝よりも条件は良くなったものの、渋くなる周期も早く、たまにものすごい強いリフトもあったりしてトリッキーな感じ。
雲底は1000mくらい。
タイさんはわからなかったが、長いとはそこそこ一緒に飛んだ。猿公までは抜きつ抜かれつ抜きつ、結局抜かれつ到着。そこで運命の分かれ目。
猿公についたところで風向きが北っぽくなった気がして、おれは猿公で粘ることにした。
フラワーパーク方面にはいい雲があったし実際そこで上げている機体もちらほら。
でもそこに突っ込む勇気がなかった・・・
猿公以北は雲もなく実際強いリフトはない。
上げきれず400m前後をうろつき、あきらめてランディング。
長いは南に突っ込んで結局筑波行ったらしい。悔しい。
2本目、渋いアーベントのなか山肌すれすれを、もはや木とハイタッチするレベルを飛んで粘った。ランディングばっちり。
次週は3連休だが全部バイトじゃ・・・